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FXのスワップポイントの概要をFX初心者にも分かりやすく解説

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2018.04.19

FX取引のスワップポイントとは?

スワップポイントとは、FXで得られる利益の一種

FXは異なる通貨を売買しながら、為替変動を利用して利益を得ること(売買益、またはキャピタルゲインという)が主な目的ですが、スワップポイントは売買益ではなく、売買によって得たポジション(例:アメリカドル(USドル)/円、ユーロ/USドル等)の保有によって日々発生する利益です。

スワップポイント発生のしくみ

通貨にはそれぞれ、通貨を発行している主体(国またはEUのような国際的な団体)が定めた「金利」というものがあります。金利とは、銀行に預金するともらえる利子と同じだと思ってください。

例えば日本円の金利が0.1%だとすると、日本円を預金していれば年間0.1%ずつ資産が増えていく、といったイメージです。

この状態のとき、日本円を売ってUSドルを買ったと仮定してください。USドルの金利が1.25%だとすると、アメリカドルと日本円の間の金利差は以下の通りです。

  • 1.25%-0.1%=1.15%

この1.15%の差をスワップポイントまたはスワップ金利などと呼びます。

FXでは1万通貨単位で取引することが多いので、1万USドルを購入していたとすると、1万USドルに1.15%をかけた金額分のスワップポイントが発生します。

スワップポイントの計算例

1ドルが100円の場合

  • 1万USドル→100万円
  • スワップポイント→100万円×1.15%=11,500円

このように、円を売ってUSドルを買い、そのまま1年間保有しているだけで11,500円がスワップポイントによって生み出されます。

保有しているだけで利益になるという手軽さに魅力を感じ、スワップポイントを目的としてFXの口座開設をする人もいます。

また、スワップポイントで獲得する手法を紹介し、おすすめしている書籍なども多く見られます。

スワップポイントはFX会社ごとに違うので、口座開設をするときは各社のスワップポイントを比較しましょう。

FXと外貨預金との違い

FXに外貨預金のような高額手数料はなし

スワップポイントの発生理由は金利差なので、外貨預金をしていても同じような効果を得ることができます。

銀行など金融機関の店頭には、外貨預金を募集するためのポスターが貼られていることがあります。どれも日本円では考えられない高金利をうたっているため、魅力的に感じたことがある人も多いでしょう。

スワップポイント狙いでFXをするよりも、外貨預金をした方がいいかも・・・と考えてしまうかもしれません。

ところが外貨預金には、FXに比べてはるかに高額な手数料を支払う必要があります。

某大手都市銀行の手数料例(円→USドル)

日本円を売り、USドルを買った場合、1通貨に対して25銭(0.25円)

1ドルが100円のとき、1万USドルを買うと以下のようになります。

  • 通貨購入費:100円×10000通貨=100万円(FXと同額)
  • 購入手数料:10000通貨×25銭(0.25円)=2,500円

しかも通貨を「売るとき」と「買うとき」の2回分の手数料が発生します。

せっかく金利で儲けたのに手数料を支払ったら思ったほどの利益が得られなかった…というガッカリしたという例が後を絶ちません。

外貨預金でもFXと同様に為替差益や為替差損が発生します。

金利差を利用して運用するのであれば、FXの方が手数料の分だけお得でしょう。

その他のFXが外貨預金より優れている点

預入れの期限がない

外貨預金では1年単位など預け入れの期間が決まっている商品が多く見られますが、スワップポイントには預入れの期限はありません。

日割りでスワップポイントが受け取れる

外貨預金には満期にならないと金利が反映されないものが多いのです。FXでは、スワップポイントは「日割り」で受け取ることができる業者があります。

なお、FXでも買った通貨を売るまで、あるいは売った通貨を買うまで、スワップポイントは受け取れない場合がありますのでFX業者選びでは確認しましょう。

日割りスワップの例

「日本円を売って1万USドルを買う」という先の例で考えてみましょう。

100万円で11,150円のスワップポイントでは、次の金額が「毎日」入ってくるのです。

  • 11,150円÷365日=約31.5円

10倍の10万USドル保有していれば10倍の315円が毎日手に入ります。なお、実際には口座開設をしたFX業者によって得られる金額が異なるので注意してください。

FX取引は外貨預金のように期限がなく、売買手数料も不要で、しかも毎日利益を受け取れるという点は、多くの初心者にとって非常に魅力的に映るでしょう。

スワップポイントと売買差益を併用する手法で、実際に利益を上げている人も多く存在します。

超低金利時代を逆手に取れるFXのスワップポイント

超低金利で銀行自体も疲弊

ご存知のように、日本は超低金利時代が長く続いています。

銀行に預金していても資産はほとんど増えませんし、むしろATM利用料などで損をしている人の方が多いかもしれません。

その銀行自体も貸し出しで利ザヤを稼げず、経営の効率化を進めざるを得ない状況です。

2018年は学生の就職希望ランキングから日本のメガバンクが消滅する可能性すら出てきました。

金利差を利用するFXのスワップポイントは有利

FXは2つの通貨の金利差を利用してスワップポイントを算出するため、金利に差があればあるほど大きな利益を得られます。

日本の超低金利は、スワップポイントで活かすことが可能なのです。

プラス金利通貨とマイナス金利通貨のペアに注目!

先程はUSドルを例に出しましたが、もっと金利の高い国の通貨を買うことができれば、そちらを買った方がより多くのスワップポイントを得ることができます。

高金利通貨の例1:オーストラリアドル、ニュージーランドドル

世界各国が金融緩和政策をとっているため、オーストラリアドル(豪ドル)とニュージーランドドル(NZドル)の金利も以前より下がってきました。

ただ、日本円がマイナス金利のため、豪ドルやNZドルの「買い」は依然としてスワップポイント狙いの人達にとって人気の高い通貨です。

また、政情や経済が比較的安定していることもあって、初心者でもなじみやすいことで知られています。

高金利通貨の例2:ランド、トルコリラ

南アフリカの通貨であるランドも高金利通貨として知られています。他にはトルコリラなどがあります。

ランドやトルコリラなどはいわゆる新興国通貨と呼ばれており、変動幅(ボラリティ)が高くリスクも大きな通貨です。

初心者の方は、購入にあたって慎重になったほうがいいでしょう。

いずれの通貨を買うにしろ、日本円は非常に金利が安いため、スワップポイントがプラスになることが多くなります。

低金利通貨の例:ユーロ、スイスフラン

日本円と同様にマイナス金利のため、ユーロやスイスフランに対して豪ドルやNZドル等を買うと、スワップポイントが大きくなります。

FX取引でスイスフランに対して豪ドルを買う場合は「豪ドル/スイスフラン(AUD/CHF)」というペアを買います。

スイスフランに対してNZドルを買う場合は「NZドル/スイスフラン(AUD/CHF)」というペアを買います。

ユーロに対して豪ドルを買う場合は、「豪ドル/ユーロ」というペアを買いたいところですが、FX取引にはこのペアがありません。代わりに「ユーロ/豪ドル(EUR/AUD)」というペアを売ります。

同様に、ユーロに対してNZドルを買う場合は「ユーロ/NZドル(EUR/NZD)」を売ります。

超低金利時代に見合ったFX取引

もちろん日本円より金利の低い通貨を買ってしまうと、スワップポイントを稼ぐことができません。

取引の際には、スワップポイントを確認しましょう。

金利の低さを利用するのが超低金利時代に見合った手法です。FXはそれを可能にしてくれます。

FXのスワップポイント運用の注意点

金利差が利益になり、しかも日割りでお金をもらえるスワップポイントは、初心者から見るとメリットしかないように思えます。

ただ、スワップポイントは万能ではありません。ここからはスワップポイントの注意点をご紹介していきます。

スワップポイントを支払う場合もある

スワップポイントは低金利の通貨で高金利の通貨を買ったときに、2つの通貨の金利差によって発生します。

そのため、金利の高い通貨で金利の安い通貨を買ってしまうと、逆にスワップポイントを支払う必要が出てくるのです。

これは、高金利通貨の売りポジションを持っているだけで資産が減ってしまうということを意味します。

金利の高い通貨を売ったときは、早めの手仕舞いを検討しておきましょう。スワップポイントの支払いを抑えることができます。

為替変動の方がスワップポイントより影響が大きい

スワップポイントでコツコツ稼いでいても、為替が変動すると利益が一気に吹き飛んでマイナスに転じることがあります。

仮に、1万USドルを持っていれば、毎日31.5円のスワップポイントを得られるとします。

これを10日間続ければ315円の利益を得られることになります。しかし、この状態でUSドルの為替相場が1円下がれば、1万円の損失が発生する可能性があります。

たった315円程度の利益では軽減することもできません。

為替変動の方が、スワップポイントよりも資産に与える影響が大きいのです。

中期または長期にわたり、為替変動がプラスとなるトレンドに乗り、スワップポイントも増やしたいところです。

損切りが遅れる

スワップポイントによる利益を狙った手法では、ポジションの長期保有が主流になります。

長い間ポジションを持っていた方が、より多くのスワップポイントを得られるからです。ただ、スワップポイントを気にしすぎて、損切りが遅れることがあります。

「あと1日あればスワップポイントがもらえるし、為替相場も多少元に戻るかもしれない」と甘く考える人は案外多いものです。

特に初心者は自分に都合の良い仮定をしてしまいがちで、結果的に損切りが遅れてポジションを塩漬けにするケースがよく見られます。くれぐれも注意しましょう。

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