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FXの注意点|スワップポイントの逆転(支払)が起こるケース

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2018.01.21

スワップポイントとスワップトレード

スワップポイントとは

スワップとは交換するという意味の単語で、スワップポイントとは2つの通貨を売買する事によって生じる金利差を調整した金額の事をいいます。通貨にはそれぞれに固有の政策金利が設定されていて各通貨の政策金利は、定期的に開催される国や地域の中央銀行の金融政策で決定されます。この政策金利によって経済や景気の動向が大きく変わりますが、短期的に大きく変動する事はまずありません。

しかしFXのスワップポイントは、トゥモローネクスト(T/N)と呼ばれる超短期金利、例えば日本では無担保コールレート翌日物と呼ばれるものが適用され日々金利が推移します。同様にアメリカはフェデラルファンド・レート、ユーロ圏は短期オペ最低応札金利、イギリスではオフィシャル・バンク・レート、カナダでは翌日物銀行間金利、オーストラリアとニュージーランドはオフィシャル・キャッシュ・レートと呼ばれ、それぞれに日々変動しています。

そして異なる2国間の外貨取引を行うと、毎日多少の金利差が発生します。例えば日本の政策金利が1%、アメリカの政策金利が2%だったと仮定します。この時に日本円でドルを買うと、ドルの預金金利と日本円の借り入れ金利が同時に発生し、およそ1%の金利差が生じるので、この金利差を受け取る事が出来ます。

また南アフリカのランドやトルコリラ、オーストリアドルやニュージーランドドルなど高金利通貨と円やユーロ、スイスフランといった低金利の通貨を売買すると、さらに大きな金利差が生じ、多くの利益を得る可能性が生まれます。

スワップトレード

FX取引には最初からこのスワップポイントを狙う取引手法「スワップトレード」があります。このスワップトレード手法ならポジションを持っているだけでスワップポイントの利益を得る事が出来るので、初心者にも取り組みやすい手法といえます。FX取引では、トレードが行われると、そのトレードで生じた金利差分を1日ごとに調整する決まりがあります。

低金利の通貨を売ってそれより高金利の通貨を買い、それを維持しているとスワップポイントを利息として受け取れる仕組みになっています。スワップポイントは毎日ニューヨーク市場がクローズする時間に決定します。日本時間では標準時であれば午前7時、サマータイムの時は日本時間午前6時です。FX取引は土日には出来ませんが土日の間もスワップポイントは加算されます。

土日分のスワップポイントは、翌月曜日に貰えるのではなく、水曜日のニューヨーク市場のクローズ時点 (日本時間木曜日早朝) で確定します。これをロールオーバーといいます。金曜日にポジションを保有した場合、月曜日に貰えるスワップは1日分ですが、木曜日の早朝を超えると1度に3日分のスワップポイントがつくため、スワップトレードを行う時は覚えておきたいルールです。

スワップトレードで注意したい点

初心者がスワップトレードを行おうと思った時、取引する通貨ペアの選択に注意するのはもちろんの事ですが、口座開設する会社を選択する事も大切になります。実は会社によって同じ通貨ペアの取引をしても貰えるスワップポイントが違ってきます。貰えるスワップポイントは取引通貨の金利の差額からさらに会社の手数料を差し引いたものになります。

またスワップポイントもカバー先のインターバンクとの取引や交渉によって決まるので会社の規模や資本力などによっても左右されます。このような理由があるので、スワップトレードを考えている場合には、通貨の選択と合わせて、口座開設する会社も選ぶ必要があります。また長期保有している間に、スワップポイントが逆転してしまうといったケースもあるので、その点の注意も必要です。

経済不安や自然災害でスワップポイントが逆転するリスク

世界的な経済不安や自然災害、戦争やテロ行為による動乱が起こった時などは、FXの世界でもパニック相場が発生する事があり、この時、インターバンクの金利が逆転してしまう事があります。これがFX会社にも影響を及ぼし、今までは金利を受け取っていたのに、取引環境が急激に変化する事で支払う側に回ってしまう事があります。

例えば日本は現在超低金利下にありますが、2011年3月の東日本大震災の時には、円相場が乱高下し、この逆転現象が発生しました。その他にも、リーマンショックやサブプライムショックの経済不安の時にも同様の事が起きています。

東日本大震災の時やリーマンショック時のスワップポイント逆転現象はどちらも一過性で終わり、騒ぎが収束すると金利は通常のものに戻りましたが、今後似たような事が起きて、その間の損害が大きく、期間も長引くという事が十分に考えられるので注意が必要です。

できるだけリスクを減らすためには事前に過去の事例などをいろいろ調べておく必要があります。また、円が低金利だからといって円だけに頼らず、スイスフランなどの低金利通貨などで分散する事も大切です。

その他の逆転リスクと対処法

その他の逆転リスク

長期的に保有していると、政策金利などが変更されて逆転現象を起こす事も考えられます。高金利だった通貨の金利が下がってきたり、低金利だった通貨の金利上がってきたりする可能性もあります。この金利の変動によって逆転現象が起こる事は十分に考えられるのでポジションを持っている以上、日頃からスワップポイントを確認しておきましょう。

スワップポイント逆転リスクへの対処法

過去の金利差で豪ドル、NZドル、南アフリカランドは円に対して逆転した事はありません。円の金利上昇次第で、今後全く起こらないとは言い切れませんが、可能性は低いと考えられます。その他カナダドルも比較的魅力のある通貨です。カナダドルの場合、米ドルが金利を引き上げている時には連れ立って上がる可能性が高く、初心者でも比較的金利の動向が予測しやすいというメリットもあります。

それ以外に気を付けておきたい点は、ここにあげた高金利通貨の国がいずれも資源国という点です。これまでは中国経済が発展し資源国は中国の経済に大きな影響を受けてきました。逆に中国の経済に陰りが見えたり、大きな動乱などが起こったりする際には、高金利通貨が急落してしまう事もあります。通貨自体が急落してしまうと、それまで貰っていたスワップでは穴埋めが出来ないほどの損害を被る事もあります。

その他にも産油国の場合は原油価格にも大きく影響を受けます。世界経済の動向には常に注意を払い、高金利だからというだけで無理に知らない通貨を扱わない方が良いでしょう。金利差だけでなくスプレッドやトレンドを確認しながら、分散投資を心掛けると良いでしょう。特に南アフリカランドなどは、売りと買いの差であるスプレッドが広く、流通量も少ないため、流動性に乏しい性格を持っています。

これにより市場のスタート時点やクローズ間近、大きな市場の休日などで参加者が少ない時に急に価格が動くとスプレッドが大きく開いてしまう事もあります。流通量が少ないという事は、有事の際に価格が大きく上下する危険もあるという事なので、初心者には不向きでしょう。以上の点に注意して南アフリカランドの取引をするための口座開設の際には、資金に余裕を持った取引を心掛けるようにしましょう。

スワップポイントでメリットのあるFX業者

スワップトレードを行う場合、高額なスワップポイントを提供しているFX業者は魅力です。またスワップトレードは長期的な取引となるので倒産リスクの小さい会社を選ぶ事も大切です。

外為どっとコム

取引コストも安くスワップポイントも高い全体的にバランスの良い会社です。初心者にも嬉しい少額取引も充実しています。

GMOクリック証券

手数料も安くスワップポイントも高額なので、スワップトレードに特にオススメの会社です。

SBIFXトレード

比較的手数料も安くスワップポイントが高く、1通貨からの取引が可能なため、初心者におすすめの会社です。

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